6月18日、火曜日。
 梅雨真っ只中だという割に天気は晴れ。
 風が強いせいか雲もほとんどなく、清々しいほどの青空である。
 どこのクラスか知らないけれど、グランウンドで体育の授業でサッカーでもしているのだろう。楽しそうな掛け声が黄瀬の教室内まで響いてきていた。
 窓から入る風がまだクーラーが効く前の教室内にこもった熱気を払って気持ちいい。

 しかしこんなに爽やかな日だというのに、黄瀬は机に頬杖をついて面白くなさそうに指先を眺めては「爪伸びたなあそろそろ切らなくちゃなあ」何てどうでもいいことを考えるばかりだった。


――あーあ。 まじ、今日ほんとついてないっス。


 元より真摯な態度で授業を受けるタイプではなかったし、これが終わればもう部活に行ける6限目の授業なんて正直早く終わってくれ状態だったのもある。あるけれど。
 でも、それにしても口先を尖らせて頬杖を付いている黄瀬の態度はあからさまな位に不満げであった。
 一体何が彼をそうさせているのだろうか。

 授業終了のチャイムが鳴り響く。
 ガタガタと席を立つ生徒たちに並んで椅子から腰を上げながら、黄瀬は黒板に書かれた日付を見て目を細めた。
 さて、ここでもう一度確認しようか。
 今日は6月18日――そう、黄瀬涼太の誕生日である。では、どうして一年に一度しかないこんな特別な日に、彼はこんな顔をしているのだろうか。








「黄瀬くん、お、お誕生日おめでとう!」


 朝一番に正門前で呼び止められた黄瀬は、振り返りながらあらかじめ用意しておいた笑顔を作った。
 まずは少し驚いたようにほんの少しだけ目を丸くして、ゆっくりと口の端を上げて目を細めながら、いかにも嬉しそうに。はい、ニッコリ。


「わー、ありがと。 嬉しいっス」
「あ、あの、これ、よかったらもらってください!」
「そんな、悪いっスよ」
「ううん、あの、本当に大したものじゃないから…」


 振り返った先にいたのは、他校の見知らぬ女子生徒だった。
 こんな朝早くからわざわざ正門前で待ち伏せしていたのかと思うと、まあ、その気持ちを汲んでやらなくもないかと思う。
 別に目の前の女の子に心を揺さぶられたかといえばそういうわけではないけれど、黄瀬は健気な子が好きだ。自分のために色々と頑張る姿を見るのは、嫌いではない。
 顔を俯かせたまま震える手で可愛らしくラッピングされた小さな手提げ袋を差し出す姿を見下ろすのは、他の男子からすればそれだけで胸がドキドキしてしまうような特別なシチュエーションなのかも知れない。

 だが生憎、黄瀬はこのようなシチュエーションには慣れていた。


「じゃあ、ありがたく受け取らせて頂こうかな」


 特にときめくこともなかったけれど、かといってあからさまに面倒くさく思っているのを表に出すわけにはいかないので、とりあえず困ったように眉尻を下げて小さく笑いながら手提げ袋を受け取ってみせる。そうして、顔を真っ赤にしてなぜか逆にお礼を言いながら走り去っていく女子生徒の後ろ姿を手を振って見送った。
 我ながら手馴れたものである。

 今日一日であと何度同じやりとりをしなければいけないんだろう。そんなことを思うと少しげんなりしたけれど、朝一で告白されなかっただけましだと思って黄瀬は昇降口に向かった。
 下駄箱の前に立った黄瀬は、踵が潰れかけた上履きを出しながらふと思う。


――エミリっちや黒子っち達も、おめでとうって言ってくれるかな。


 そもそも彼らは、今日が自分の誕生日であることを知っているだろうか。仮に知っていなかったとしても、きっと帰りまでには知るのではないだろうか。
 彼らは、あの子は、エミリは――一体、どんなふうに自分の誕生日を祝う言葉を向けてくれるだろう。

 照れたようにはにかみながら、静かに言葉にするのだろうか。
 目を細めながら微笑んで、悪戯っぽく囁くのだろうか。
 それともやっぱり、いつものように満面の笑みを浮かべながら、丁寧にその言葉を口にするのだろうか。
 あるいはとぼけた顔して「え、黄瀬くん今日誕生日だったんですか? わ〜、おめでとうございます」なんて笑って軽くすまされてしまうかもしれない。


「…ありえる」
「えっ?」

 自分で色々と想像しておきながら、最後のパターンが一番しっくりきて黄瀬は肩を落としながら苦笑した。
 しかしそんな黄瀬を見て目を丸くしたのは、休み時間に黄瀬を呼び出して今まさにおめでとうの言葉と共にプレゼントを手渡していた女子生徒である。

「黄瀬くん…?な、何が…?」

 少女からすれば、やっとの思いで自分を奮い立たせてプレゼントを受け取ってもらうことに成功したと思ったらこの言葉だ。自分がこの後に言おうとしている言葉を読まれたのかと思って、少女は思わず顔を赤くした。
 黄瀬は耳に入ってきた目の前の少女の驚いた声に視線を落とすと、思わず零れそうになった「やべっ」という言葉を既の所で飲み込んでニコリと綺麗な笑みを浮かべる。


「あ〜…ごめん。 ちょっと考え事してた」
「あ、ううん全然いいの! えっと、それでね、わたし黄瀬くんのことずっと前から」
「あ、ごめん、その言葉は受け取れない」


 間近で見る整った綺麗な笑顔に真っ赤になった顔をさらに赤くさせてしどろもどろする少女の言葉を、黄瀬は無慈悲にもバッサリと中断させた。


「オレ、今バスケに夢中なんスよ」
 黄瀬は驚いて口を開いたまま目をまん丸にして固まっている少女に気障にウインクしてから背を向けて手を振る。「だから、誕生日おめでとうの言葉と気持ちだけありがたく頂いとくっス。 じゃあね」

 
 バスケを引き合いに出すのはちょっとずるいような気もしたけれど、自分の正直な気持ちな分下手な言葉で断るよりずっと相手に響くのだ。
 
 教室に戻った黄瀬は受け取ったばかりのプレゼントを机の脇にかけた紙袋に入れながら壁にかかっている時計をみた。
 まだ昼休み始まってから少ししか経ってないから、今から食堂行けば皆とお昼食べられるかな。そう思って席を離れようとした瞬間である。

「あ、あの、黄瀬くん、ちょ、ちょっといいかな…!?」

 振り返れば、俯きながらも黄瀬のシャツの裾をしっかりと掴んだ少女の頭頂部が震えていた。――またか。


「あ〜……飯食いたいんで、ほんとにちょっとでいいスか?」


 黄瀬からすれば、朝から数えてもう何度目になるかわからない呼び出しだった。





 そんなこんなで、黄瀬は結局放課後を迎えるまでエミリに「おめでとう」を行ってもらうことは愚か、バスケ部のメンバー達ともまともに会話を交わすことがなかった。
 別にそこまで期待していたわけじゃないし、わざわざクラスまできて祝ってくれるような人物達じゃないことは重々承知の上だ。
 一日祝ってもらえなかったからといって、だからといって、決して拗ねたり落ち込んだりしているわけではない。――と、黄瀬が自分に言い聞かせていたところで冒頭のシーンへと繋がることとなる。


――部活行ったら誰かが声かけてくれるっしょ。

 そう思いながら部活に向かった黄瀬だったが、またしても女子生徒に呼び止められて遅刻スレスレになってしまったせいで赤司に「おめでとう」の言葉ではなくお小言を頂いてしまう始末だった。

「うう、まじついてないっス」

 泣き言を呟いてみたところで誰が慰めてくれるわけでもない。
 そして、ここに来て黄瀬は初めて皆自分が誕生日であることを知らないんじゃないかと思った。よくよく考えたら、自分からその手の話題を出してなかったのだから、その可能性も十分にあったのだ。
 

 今までは別に自分からアピールしなくても、自分のことを好きな女の子達が勝手に騒いで一方的に祝ってくれていたから気にしたことがなかった。
 別に特別祝って欲しい友達もいなかったし、家族は当たり前におめでとうをくれるし、自分から誕生日アピールをする必要がなかったのだ。
 逆に言えば、今黄瀬がおめでとうを言って欲しい人物達から見た黄瀬は、そこまで関心がある人物なわけでないのかもしれない、ともとれる。


――わ、まじ? オレちょうさみしいやつじゃん


 黄瀬は部活が始まった今になってこっそりと頭を抱える。
 正直なところ、自分に対して特別な興味を抱いていない人物に対するアプローチの仕方が、黄瀬はまだよくわかっていなかったのだ。
 そして、そんな黄瀬の憂鬱な気持ちをよそに部活はいつも通り行われていく。
 
 黄瀬は思う。
 こんなに惨めな気持ちになる誕生日は生まれて初めてだ、と――。







「あれ、エミリっちだ」

 どことなく憂鬱な気持ちを引きずったままの黄瀬が部活を終えて着替えていると、携帯が着信を知らせて光っていることに気づいた。
 今更おめでとうの言葉を期待する気も失せていた黄瀬は、特に構えることなく自然な動作で通話ボタンを押して携帯を耳に当てる。


「もしもし? どうしたんスか?」
『あ、黄瀬くん! 部活お疲れ様です、あの、えっと……』
「あ、黒子っち? 代わろうか」
『あ、違うんです。その、黄瀬くんに話があるんですけど』
「えっ?」


――もう期待しないと思った途端にこれだ。


『良かったら、今からちょっと出てきてくれませんか……?』

 
 黄瀬は、思わず携帯電話を取り落としてしまった。







 そして、今。
 黄瀬は体育館の脇の人目につかない場所にエミリと二人で並んで座っている。
 自分から呼び出したくせに、エミリはその細い指で髪を弄ぶばかりで何も言わない。横に並んで座る黄瀬のことを、見ようともしなかった。

――普通におめでとう、って言われるだけと思ったんスけど……

 予想とは違ったエミリの態度に、内心落ち着かないどころか明らかに狼狽えて動揺を隠せないでいるのは黄瀬の方だった。
 ズボンのポケットに突っ込んだままの手のひらが、汗をかいたせいでじっとりとして気持ち悪い。目の前でぼんやりと視線を落としているエミリを横目で盗み見てはみるものの、何でだか、自分から声をかけることもできなかった。

――……え、嘘っしょ。 何これ、ドッキリ?

 自分の誕生日。
 放課後。
 人気のない場所への呼び出し。
 二人きり。
 いつもと違う雰囲気のエミリ……。
 これらのキーが揃ったこの状況で、黄瀬が真っ先に疑ったのは告白――ではなく、バスケ部メンバーの黄瀬に対するドッキリだった。
 こんな、いかにも今から告白します!なシチュエーションをエミリに作らせておいて、ドキマギする自分の姿を見て遠くで笑っているのではないか、と。
 しかしどれだけ視線を彷徨わせてみても、周りに誰かが潜んでいる気配は感じ取れなかった。そもそも、それだったらエミリはもうその言葉を口にしているはずである。
 じゃあ、この状況は一体なんなんだ!

「……あのー」
 いい加減辛抱たまらなくなった黄瀬は「話って……?」と、なるべく平静を装いながら目の前のエミリにゆっくりと声をかけた。

「あ……」
「やっと顔上げた」

 黄瀬の声に反応して顔を上げたエミリと、やっと目が合う。
 どこか上の空だったエミリが自分の言葉に反応した事にほっとして、黄瀬はそっと顔を綻ばせた。


「ん〜……えっとですね〜……」
「何か、珍しいっスね。 エミリっちが言葉濁すなんて」
「うう、すみません……」


 口元に手をやりながら視線を彷徨わすエミリの姿を見ているうちに、黄瀬は段々と落ち着きを取り戻して余裕を持てるようになってきた。
 まさか告白か?と思って身構えてしまったりもしたけれど、よくよく考えたらエミリと自分に限ってそんな事があるわけがないのだ。
 エミリが自分を好きだなんて、そんな。
 そもそも、自分はまだ今日一番欲しい言葉をもらってさえいないのに。


「んー……黄瀬くん、わたし、今すごく我慢してるんです」
「……は?」
「だから、あんまり喋らないようにしてたんですけど……」
 
 
 ちら、とエミリが黄瀬を仰ぎ見る。
 自分の身長のせいもあって女の子と話す時はどうしても上目遣いで見られてしまうからか。普段は女の子のその仕草にわざとらしい媚や違和感を感じる時もあるのだけど、エミリに上目遣いで見られることに嫌悪感を感じたことは不思議となかった。
 代わりに、なぜかいつも胸がドキンと小さく震えてしまうのだけど。

「……そろそろ部室もどりましょうか」
「あ、うん……って、へっ?! 戻るの?!」
「はい、もういいんです」

 言うなりエミリは呆然としている黄瀬を置いてさっさと部室の方へと向かってしまう。
 結局、何の話もしていないどころか何を我慢しているのかもわからないままだ。

――何なんスか、もー……

 黄瀬は街灯に照らされるエミリの色素の薄い髪の毛をこっそり睨んだ。
 悪戯に引っ張ってやろうと手を伸ばしたところで、きっと自分はその髪を乱暴に掴むことはできないのだろう。
 エミリの動きに合わせてぴょこぴょこと跳ねるその髪が自分を翻弄しているようで、何だかひどく遣る瀬無い気持ちにさせる。


「――黄瀬くん」

 そうこうしてる内に、あっという間に部室の前まで帰ってきてしまっていたらしい。
 部室の前で突然立ち止まったエミリは、振り返って黄瀬の名を呼ぶ。

「何、どう」
「やっぱり我慢できません」
 どうしたんスか、と、続くはずだった。
 続くはずだったのだけれど、黄瀬のその言葉は――予想していなかった、だけど、自分がひどく待ち望んでいたあの言葉、で打ち消されてしまった。


「黄瀬くん、お誕生日、おめでとうございます!」

「――……へ」


 間抜けに口を開けたまま目をパチクリさせている自分の姿は、もしかしたらエミリの目には滑稽に映っているのかもしれない。
 何がそんなに楽しいのか、エミリはニコニコニコニコしながら黄瀬の顔を覗き込んでは「ビックリしました?」何て尋ねてくる。
 何だかすごくしてやられた気分だ。

「やっぱり我慢って難しいですね〜。 ふふ、黄瀬くん目が真ん丸です」

 自分がポカンとしたままなのに、エミリは嬉しそうに目を細めながら黄瀬を見上げて笑っている。――我慢って、これのこと? オレにおめでとうって言いたくて、わざわざ呼び出して、その言葉を我慢してたっつーんスか? 何それ。
 黄瀬は自分の頬がじわじわと熱を帯び始めていることに気づいて片手で顔を覆った。


「あー…もう、オレエミリっちのそういうとこ嫌いだわ……」
「そんなこと言わないでくださいよ〜」
「やだ。 嫌いっス、もー!」


 ふい、と顔を反らしてみてもエミリは楽しそうに笑うだけで自分の言葉を真摯に受け止める気配は無い。
 嫌いと言われてるんだから、少しは焦ったらどうなのだろうか。まあ、そもそも本気の言葉じゃないのだから仕方ないのかもしれないけれど。
 黄瀬がうーうー言ってる間にエミリはそんな黄瀬の背中をグイグイ押して部室のドアの前に立たせた。

「ふふ、ホントは皆でせーので言うはずだったんですけど、抜けがけしちゃいました」
「は? 皆…へっ?!」

 エミリの言葉の意味を黄瀬が十分に理解する前に、エミリは「じゃ〜ん!」などと言いながら楽しそうに部室のドアを開く。

「あ、きた」
「行くぞ、せーの!」
「「「「「「誕生日、おめでとう!」」」」」」
「?!」


 開いたドアの先で待っていたのは、何かが弾けるような小さな破裂音と、皆の笑い声。
 そして、黄瀬が今日一日ずっと待ち望んでいた「誕生日おめでとう!」の言葉と笑顔があった。

「えっ……ええっ?!」

 自分に向けて放たれたクラッカーの紙くずを髪に乗せたままの黄瀬は、目をまん丸にしてドアの前に立ちすくむ。
 ほんの少し前まで自分にはまったく興味のないような素振りを見せていたくせに、これは一体何が起こっているというのだろう。これこそドッキリである。

「黄瀬ェ、おめーそれでもモデルかよ」
「ひどい間抜け面なのだよ」
「きーちゃん、お菓子あげるね! おめでと〜」
「桃ちんオレには〜?」
「紫原くん、あそこに黄瀬くんが今日もらったプレゼントの山がありますよ」
「黄瀬、いつまでもそんなところに立ってないで早く入ってこい」

 ぼんやりとしてしまった自分をよそに、いつものメンバーはさっさと好き勝手話し始めている。紫原に至っては置き去りにされていた黄瀬のプレゼントに手を伸ばし始めている始末だ。
 改めて部室の中を見てみると、桃井と緑間が部室の中にあるテーブルの上に紙コップを並べたりお菓子を置いたりしてる以外はいつもどおりの部室だった。
 ずいぶん長いことエミリと二人でいたような気がしていたけれど、時計を見れば自分が部室を離れていたのはほんの5分程度のことだったらしい。

――まじ何なんスか、この人たち……

 別に、盛大に祝われるのが初めてなわけじゃない。
 盛大さで言えばこの間の休みにモデルの事務所でやってくれた誕生日会の方がずっとずっと豪華だったし華やかだった。
 おめでとうの言葉だって、こんな風にさらっと言われるのよりもずっと丁寧にもらっている。プレゼントだって、何だって、別にそんな大したことじゃない。
 なのに、なのに、

――何で、こんなに嬉しいんスかね……
 
 黄瀬は、今日誰から向けられたどの「おめでとう」よりも、今この場で皆に向けられた「おめでとう」が、一番嬉しいと感じていた。


「黄瀬くん」
「わ、な、なんスか?!」
「皆で黄瀬くんをビックリさせよう大作戦だったんです」

 喜んでもらえました?
 く、と自分のシャツを引っ張って首を傾げるエミリに「嬉しいに決まってる!」と言葉を返したかったのだけど、何故だか胸がいっぱいになってしまって言葉が出ない。
 言葉にしたら思わず涙まで一緒に零れてしまいそうで、それを隠す代わりに口をへの字に曲げながら「嬉しいに決まってるっしょ」と小さく呟くだけで精一杯だった。
 本当に、すごくすごく、嬉しかった。


「ふふ、皆待ってますよ。 さ、早く中に行きましょう」
「そっすね」


 黄瀬は頷いて、笑いながらそっと差し出されたエミリの手を握った。
 そういえば、エミリの手を握るのはこれが初めてだったかも知れない。思っていたのよりもずっとずっと小さくて、柔らかくて、温かい手だった。



 黄瀬は思う。
 こんなに嬉しくって胸が温かくなる誕生日は生まれて初めてだ、と――。

黄瀬くんの誕生日をサプライズでお祝いする、がリクエストだったのですが
漫画がどうしても間に合いそうになく文章になってしまってすみません…!
いつも周りが勝手に騒ぐから皆自然と黄瀬くんの誕生日って気づいたんじゃないかなって
いざ自分からアピールしようとすると最初の最初ははうまくできないんじゃないかなって思って…
そんな黄瀬くんに興奮しました…
リクエストありがとうございました…!
13.06.18 <<